電子書籍専用端末には、ご存知の通り2つの超有名ブランドがあります。
kindle端末とkobo端末です。
こちらの記事では、電子書籍専用端末を購入するなら、どちらがいいか迷っている人に、とてもシンプルな選び方をご紹介しています。
また、kindle端末とkobo端末は基本的にはどちらも同じ性能を持っていますが、細かい違いはあります。
その違いを徹底的に比較してご紹介したいと思います。
目次
電子書籍専用端末の特徴
電子書籍専用端末の最大の利点は、「目に優しい」ということです。
ディスプレイに電子ペーパーを用いることで、紙と同じように日光や照明の反射光を使って見ることができます。
その代わり、紙と同じように暗い場所では見ることができません。
他にも、癖の強い電子ペーパーの特性の影響を大きく受けた特徴を持っています。
シンプルにメリットとデメリットをまとめると、以下のようになります。
- メリット①目に優しい
- メリット②消費電力が少ない
- メリット③コンパクト
- メリット④本に集中できる
- デメリット①ほとんどのWEBサイトが閲覧できない
- デメリット②動画視聴やゲームはできない
- デメリット③操作性や反応速度が低い
デメリットの中でも、「操作性と反応速度の低さ」は特に注意が必要です。
スマホやタブレットと同じような感覚で電子書籍専用端末を使うと、間違いなくストレスを感じてしまいます。
電子書籍専用端末は、「目に優しい」という最大の利点にどれだけ魅力を感じられるかが選ぶ時の重要なポイントです。
電子書籍専用端末の2大ブランド
電子書籍専用端末には、ご存知の通り、2つの有名すぎるブランドがあります。
kindle端末とkobo端末です。
他にも、マイナーなブランドがいくつかありますが、海外のみの販売であったり、性能が大きく劣ることから、電子書籍専用端末を選ぶ上では、選択肢から除外して大丈夫です。
電子書籍専用端末を選ぶ時、「どんな本を読むか」によって、かなり選択肢を絞り込むことができます。
たとえば、小説やビジネス本などテキストベースの本を中心に読むなら、kindle paperwhite、kobo clara HDがおすすめになりますが、2つのうちどちらを選ぶべきかは、人によって変わってきます。
「kindle端末とkobo端末、どちらを選ぶか?」
この問いに対する解の求め方は「普段、Amazonと楽天どちらを使っているか?」になります。
というのも、端末の性能、ストアの品揃え、セールによる割引価格など、様々な比較項目において、どちらも甲乙つけがたいものがあります。
細かい違いはあっても、決定的に「こっちがおすすめ!」と言える要素はありません。
そのため、繰り返しになりますが、「普段、Amazonと楽天のどちらを使っているか?」で選ぶ他ないのです。
とはいえ、本当に端末の性能や機能に違いはないのかというと、そんなことはありません。
細かい違いはあります。
そこで、kindle端末とkobo端末の性能や機能を徹底的に比較していきたいと思います。
kindle端末とkobo端末を比較
それでは、kindle端末とkobo端末で、価格や性能、機能が似通った直接のライバル端末を比較してご紹介していきます。
比較するのは、
- kindle paperwhite VS kobo clara HD
- kindle oasis VS kobo libra H2O VS kobo forma
です。
kindle paperwhiteとkobo clara HDを比較
kindle paperwhite | kobo clara HD | |
---|---|---|
価格 | 13,980円〜 | 15,180円 |
容量 | 8GB/32GB | 8GB |
画面サイズ | 6インチ | 6インチ |
本体サイズ | 167 x 116 x 8.18 mm | 157.0 x 111.0 x 8.3 mm |
重量 | wifi:182g wifi+無料4G:191g | 166g |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | ○ | ○ |
フラットベゼル(※1) | ○ | × |
数週間持続バッテリー | ○ | ○ |
防水機能 | ○ | × |
明るさ自動調整機能 | × | ○ |
自動画面回転機能 | × | ○ |
見開き表示 | ○ | × |
ページ送りボタン | × | × |
SDカード | × | × |
本体カラー | 4種類 | 1種類 |
通信方式 | wifi または wifi+無料4G | wifi |
※1・・・フラットベゼルとは、ディスプレイ部分と、その周りにある縁の部分(ベゼル)の段差がないことです。
容量
kindle paperwhiteには、8GBと32GBモデルがありますが、kobo clara HDには8GBモデルしかありません。
どちらの端末も、購入した本のデータはクラウドに保管されます。必要に応じて、端末にダウンロードして読むことができるので、本体の容量は8GBでも十分です。
自炊したPDFで勉強する場合は32GB以上の容量があった方が便利ですが、どちらの端末もスタイラスペンによる手書き入力ができないため、勉強に使うには不便だと思います。
重量
kobo clara HDの重量は166gと、6インチの電子書籍専用端末としては最軽量クラスです。
持ち運ぶときや、長時間読書するときに、本体が軽いことは大きな利点です。
とはいえ、kindle paperwhiteの180gが重いと感じることはありません。むしろ、それでも軽いと感じるくらいです。
通信方式
kindle paperwhiteには、Wi-Fiの他に、4G回線が使えるモデルがありますが、kobo clara HDにはありません。
4G回線の通信量はAmazonが負担してくれますが、端末を購入するときにおよそ5,000円ほど高くなります。
この4G回線では、漫画などの大容量データはダウンロードできないことがほとんどです。そのため、小説を中心に読む人で、家にWi-Fi環境がない場合は便利ですが、なかなか珍しいパターンだと思います。
防水機能
kindle paperwhiteには防水機能がありますが、kobo clara HDにはありません。kobo端末で防水機能がつくのは、kobo libra H2Oとkobo formaの上位モデルのみです。
1万円台の価格で防水機能を持った端末を手にいれるなら、kindle paperwhiteです。
フラットベゼル
kindle paperwhiteはフラットベゼルですが、kobo clara HDには段差があります。
ディスプレイとベゼル(本体の縁部分)に段差があると、見た目として安っぽさを感じてしまいます。
その代わり、フラットベゼルだとディスプレイを下にして置いた時にキズがつきやすいというデメリットがあります。
kobo端末でフラットベゼルになっているのは、kobo formaだけです。
明るさ自動調整機能
kindle paperwhiteには明るさ自動調節機能はないですが、kobo clara HDにはあります。
昼間と夜間で、ディスプレイの照度を自動で最適化してくれるので、より目が疲れにくくなります。
その代わり、昼間でも若干強めに照度が設定されるので、バッテリー消費は早くなります。
見開き表示
kindle paperwhiteには見開き表示がありますが、kobo clara HDにはありません。
漫画を読みたい人にとっては、見開き表示ができないことは、大きなデメリットになります。
kobo端末で見開き表示ができるのは、kobo libra H2Oとkobo formaの2つです。
kindle oasisとkobo libra H2Oとkobo formaを比較
kindle oasis | kobo libra H2O | kobo forma | |
---|---|---|---|
価格 | 29,980円〜 | 25,080円 | 34,980円 |
容量 | 8GB/32GB | 8GB | 32GB |
画面サイズ | 7インチ | 7インチ | 8インチ |
本体サイズ | 159 x 141 x 3.4-8.4 mm | 159.0 x 144.0 x 5.0 - 7.8 mm | 177.7 x 160.0 x 4.2 - 8.5 mm |
重量 | 約188g | 192g | 197g |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | ○ | ○ | ○ |
フラットベゼル | ○ | × | ○ |
数週間持続バッテリー | ○ | ○ | ○ |
防水機能 | ○ | ○ | ○ |
明るさ自動調整機能 | ○ | ○ | ○ |
自動画面回転機能 | ○ | ○ | ○ |
見開き表示 | ○ | ○ | ○ |
ページ送りボタン | ○ | ○ | ○ |
SDカード | × | × | × |
本体カラー | ブラックのみ | ブラック ホワイト | ブラックのみ |
通信方式 | wifi または wifi+無料4G | wifi | wifi |
容量
kindle oasisには、8GBと32GBモデルがありますが、kobo libra H2Oには8GBモデルしかありません。
どちらの端末も、購入した本のデータはクラウドに保管されます。必要に応じて、端末にダウンロードして読むことができるので、本体の容量は8GBでも十分です。
自炊したPDFで勉強する場合は32GB以上の容量があった方が便利ですが、どちらの端末もスタイラスペンによる手書き入力ができないため、勉強に使うには不便だと思います。
通信方式
kindle oasisには、Wi-Fiの他に、4G回線が使えるモデルがありますが、kobo libra H2Oにはありません。
4G回線の通信量はAmazonが負担してくれますが、端末を購入するときにおよそ5,000円ほど高くなります。
この4G回線では、漫画などの大容量データはダウンロードできないことがほとんどです。そのため、小説を中心に読む人で、家にWi-Fi環境がない場合は便利ですが、なかなか珍しいパターンだと思います。
フラットベゼル
kindle oasisはフラットベゼルですが、kobo libra H2Oには段差があります。
ディスプレイとベゼル(本体の縁部分)に段差があると、見た目として安っぽさを感じてしまいます。
その代わり、フラットベゼルだとディスプレイを下にして置いた時にキズがつきやすいというデメリットがあります。
kobo端末でフラットベゼルになっているのは、kobo formaだけです。
容量
kindle oasisには、8GBと32GBモデルがありますが、kobo formaには32GBモデルしかありません。
どちらの端末も、購入した本のデータはクラウドに保管されます。必要に応じて、端末にダウンロードして読むことができるので、本体の容量は8GBでも十分です。
自炊したPDFで勉強する場合は32GB以上の容量があった方が便利ですが、どちらの端末もスタイラスペンによる手書き入力ができないため、勉強に使うには不便だと思います。
画面サイズ
kindle oasisの画面サイズは7インチですが、kobo formaの画面サイズは8インチです。
漫画を読むのに最適なサイズは8インチです。
見開きで表示させても、文字量が少なければ快適に読むことができます。
7インチでは、コンパクトさは上がりますが、漫画の読みやすさは若干犠牲になります。
逆に小説の場合は、7インチの方が没入感が得やすくなります。
通信方式
kindle oasisには、Wi-Fiの他に、4G回線が使えるモデルがありますが、kobo formaにはありません。
4G回線の通信量はAmazonが負担してくれますが、端末を購入するときにおよそ5,000円ほど高くなります。
この4G回線では、漫画などの大容量データはダウンロードできないことがほとんどです。そのため、小説を中心に読む人で、家にWi-Fi環境がない場合は便利ですが、なかなか珍しいパターンだと思います。
フラットベゼル
kindle oasisはフラットベゼルですが、kobo libra H2Oには段差があります。
ディスプレイとベゼル(本体の縁部分)に段差があると、見た目として安っぽさを感じてしまいます。
その代わり、フラットベゼルだとディスプレイを下にして置いた時にキズがつきやすいというデメリットがあります。
kobo端末でフラットベゼルになっているのは、kobo formaだけです。