kindleでは、無料で4G回線が使えるようにすることができます。
「無料なら付けたほうが絶対いいに決まってる!」と思われるかもしれないですが、無料なのは「月々の通信料金」で、最初に端末を購入するときに、「無料4G」がついたプランを選ぶと「5,000円」高くなります。
この5,000円を支払ってまで、「4G回線」を使えるようにするメリットがあるのでしょうか?
kindleの「無料4G」回線は、「どんな人にとって必要なのか?」「できること・できないこと」、そして「4G回線以外に通信する方法」についてご紹介したいと思います。
目次
kindle端末に4G回線が必要な人とは?
kindle端末に4G回線が必要な人は、次の条件をどちらも満たす人です。
- 家にWi-Fi環境がない
- 小説やラノベを中心に読む
逆に、家にWi-Fi環境があったり、漫画を中心に読む人は、基本的に4G回線は必要ないです。
理由を説明するために、まずはkindle端末の4G回線で「できること」「できないこと」をご紹介します。
kindle端末の4G回線でできること
携帯電話と同じ電波を使用しているので、山奥や地下などキャリア回線が繋がらない場所以外なら、どこででも通信することができます。
kindle端末の4G回線でできないこと
youtubeなどの動画サイトを始め、Amazon以外のサイトは閲覧することができません。
また、明確に「何GBまで」という上限が設定されているわけではないようですが、漫画や雑誌などダウンロードするのに通信量が多く必要な本は、Wi-Fi接続でないとダウンロードできません。
kindle端末で通信が必要な場面
- kindle本の購入
- kindle本のダウンロード
- 新しい辞書のダウンロード
- wikipediaの閲覧
- whispersync機能(同期)の使用
kindle端末には、予め、いくつかの辞書が備わっています。新しい辞書を追加したい時は、通信が必要になります。ダウンロードさえすれば、通信なしで辞書機能が使えます。
whispersync機能とは、複数のkindle端末や、kindleアプリをダウンロードしたスマホなどの同期機能です。これによって、どの端末でも続きをすぐ読むことができ、最後に読んだページを探す手間を省くことができます。
kindle端末の4G回線で「できること」、「できないこと」、「通信が必要な場面」をご覧になるとわかると思いますが、Wi-Fi環境にない場所での、小説やラノベのダウンロード以外に4G回線の使い道はないといって過言ではありません。
逆に、kindleでは小説やラノベを中心に読むといったユーザーには、4G回線はとても便利な機能であるとも言えます。
では、次に4G回線を使うにはどうすればいいのか、選べる端末などについてご紹介します。
kindleの無料4Gについて
まず、おさらいですが、kindle端末には2種類の通信方式があります。「Wi-Fi通信」と「4G通信」です。
kindle端末を購入するとき、インターネット接続方法として選べるのは、「Wi-Fiのみ」か「Wi-Fi+無料4G」の2種類です。
「無料4Gのみ」という選択はできません。
kindle端末ごとに選べる接続方法
kindleでは端末ごとに、選べる接続方法が決まっています。
端末名 | 接続方法 |
---|---|
無印kindle | wifi |
kindle paperwhite | wifi または wifi+無料4G(※1) |
kindle oasis | wifi または wifi+無料4G(※2) |
※1・・・kindle paperwhiteで、「wifi+無料4G」が選べるのは、「容量:32GB、モデル:広告なし、カラー:ブラック」の端末のみです。
※2・・・kindle oasisで、「Wi-Fi+無料4G」が選べるのは「容量:32GB、モデル:広告なし」の端末のみです。
「Wi-Fiのみ」のモデルと「Wi-Fi+無料4G」のモデルの価格差は5,000円です。
通信料金やデータ使用量について
項目 | 解説 |
---|---|
通信料金 | 無料(Amazonが負担) |
データ使用量 | 無制限(大容量通信不可) |
海外での利用 | 不可(日本国内のみ) |
通信速度 | 75〜100Mbps |
初期費用として、「Wi-Fi+無料4G」モデルは5,000円多く支払うことになりますが、その後の月々の通信量は無料です。
携帯のように、月のデータ使用量の上限はないですが、これまでお話した通り、用途は限られていることに注意してください。
通信速度については、Wi-Fi通信には若干劣るものの、小説やラノベをダウンロードするには十分な速度です。
繰り返しになりますが、kindle端末で小説やラノベを中心に読む人にとって、無料4G回線はとても便利です。
4G回線を使わずに通信機能を使う3つの方法
方法①モバイルWi-Fiを使う
モバイルWi-Fiを使って、通信するのが一番おすすめです。
その理由として、
- どれだけ大きな容量をダウンロードしても通信制限がかからない
- 通信速度が速い
などがあります。
もちろん、モバイルWi-Fiの種類によって、性能は異なります。
既に、モバイルWi-Fiを持っている人には、特におすすめです。
方法②スマホのテザリングを使う
スマホのテザリング機能を使うと、kindle端末でも通信機能が使えるようになります。
テザリング機能とは、スマホ自体に、無線ルータの役割を持たせることで、スマホに接続した端末から、インターネットに接続できるようになります。
- テザリング機能は、追加料金が必要になるケースが多い(キャリアごとに異なる)
- スマホのデータ通信量を消費するので、漫画など大容量データをダウンロードすると、すぐに月の上限に達して、通信制限を受けてしまう
既にテザリング機能を使って、kindle端末以外にも、通信させる端末を持っている場合におすすめです。
方法③フリーのWi-Fiスポットを使う
街中にある、フリーのWi-Fiスポットは、kindle端末でも使うことができます。
フリーのWi-Fiスポットは、駅構内などの公共施設、カフェ、コンビニなどにあることが多いです。
- 通信が暗号化されているWi-Fiスポットのみ使うようにする
- むやみにWi-Fiスポットを追加しない
- SSL化されていないページは開かない
通信が暗号化されているかどうかについては、Wi-Fiスポット名の横に「鍵マーク」がついているかどうかで区別することができます。
kindle端末に限らず、街中にあるフリーのWi-Fiスポットを利用するときは、この鍵マークがついたものだけ使うようにしましょう。
まとめ
kindle端末の通信方式で「無料4G」が必要な場合は以下の2つです。
- 小説やラノベを中心に本を読む
- 家にWi-Fi環境がない
kindle端末を使っていて、通信が必要になるのは以下の5つです。
- kindle本の購入
- 購入した本のダウンロード
- 新しい辞書のダウンロード
- wikipedeiaの閲覧
- whispersync機能の使用
4G回線を使わずに、外出先で通信する方法は以下の3つです。
- モバイルWi-Fiを使う
- スマホのテザリング機能を使う
- フリーWi-Fiスポットを使う
以上のことから、基本的には「Wi-Fiのみ」の通信方法で困ることはないと言えます。
「kindle端末の4G回線」に関してご紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!