kobo端末には世代という概念はありません。
端末ごとに独自の改良が施されていたり、ある端末をベースに画面サイズや一部の機能だけ変更されたりしています。
公式サイトを見ても、情報がほとんどなく、過去のkobo端末について正確に知ることは難しいです。
しかし、それだと旧型のkobo端末を中古で安く手に入れようと思ったときに困ってしまいますよね。
そこで、wikipediaなど、できるだけ信頼性の高いサイトを参考にして、歴代のkobo端末についてまとめてご紹介したいと思います。
目次
歴代のkobo端末
kobo eReader
発売日:2010年5月(海外のみ)
画面サイズ:6インチ
初代kobo端末はkobo eReaderです。日本での販売はなく、海外でのみ販売されました。
kobo eReaderは、タッチスクリーンではなく、物理ボタンを使って操作します。
また、ワイヤレス通信機能がなく、自分でファイルを端末に移さなければなりませんでした。
この頃の書籍ストアは楽天ではなく、「chapters indigo」というカナダの書籍ストアでした。koboは、電子書籍専用端末をリリースするにあたり、chapters indigoに多額の投資をして、書籍数の充実をはかっています。
kobo Wireless eReader
発売日:2010年10月
画面サイズ:6インチ
kobo eReaderをベースに、Wi-Fi通信を搭載した端末です。
kobo Wireless eReaderは、SDカードスロットを装備しています。最新の端末では廃止されていますが、「SDカードが使えるようにして欲しい」という要望は少なくありません。
kobo Touch
発売日:2011年6月
画面サイズ:6インチ
kobo Touchは、日本では2012年7月に楽天koboとして発売されました。この時、楽天はkoboを子会社にし、koboイーブックストアをリリースしています。
しかし、当初目指していた3万冊からは大幅にすくない書籍数であったり、トラブルも多発していました。
書籍ストアに問題を抱えたまま、日本国内でのkobo端末の販売が始まりましたが、端末自体の性能はkobo eReaderから大きく進化しています。
最も大きく変わったことは、タッチスクリーンが採用されたことです。ディスプレイには、E ink Pearlを採用しています。
kobo glo
発売日:2012年9月
画面サイズ:6インチ
kobo Touchより反応速度が向上しています。
大きく変わったこととしては、フロントライトを初めて搭載したことです。これにより、照明なしでもkobo端末を使えるようになりました。
また、物理ボタンを極力廃止し、ほとんどの操作をタッチスクリーンでできるようにしています。
kobo mini
発売日:2012年9月
画面サイズ:5インチ
kobo gloと同時発売されています。
端末のスペックなどは、kobo gloをベースにしており、画面サイズを6インチから5インチにサイズダウンすることで、携帯性を向上させています。
フロントライトを無くすなどして、価格の面で手に入れやすい電子書籍専用端末としてリリースされました。
kobo Aura HD
発売日:2013年4月(海外のみ)
画面サイズ:6.8インチ
画面サイズ、解像度、本体容量などにおいて、業界屈指のレベルを誇った端末です。
特に、フロントライト技術やスクリーン技術は、当時ではかなり高いレベルでした。
kobo Aura
発売日:2013年9月
画面サイズ:6インチ
kobo Aura HDをベースとして、画面サイズを6インチにサイズダウンした端末です。
画面サイズは小さくなりましたが、その代わりフラットベゼルを採用してモダンなデザインになっています。
また、それまで赤外線方式でしたが、初めて静電容量方式のマルチタッチスクリーンになっています。
kobo Aura H2O
発売日:2015年1月
画面サイズ:6.8インチ
kobo端末の歴史上、初めて防水機能が搭載されたのがkobo Aura H2Oです。IP67等級の防水性能を持っています。
また、ディスプレイにはCarta E inkを初めて採用しています。
kobo glo HD
発売日:2015年7月
画面サイズ:6インチ
端末名からして、kobo gloの進化版のように思えますが、スペックとしてはkobo Aura H2Oがベースになっています。
kobo Aura H2Oと比べて、画面サイズを小さくし、防水機能も無くすことで価格を抑えています。
しかし、解像度はkoboの歴史上で初めて300ppiになっています。これは2020年の最新端末と同じ高解像度です。
kobo Aura One
発売日:2016年9月
画面サイズ:7.8インチ
8インチに迫る大画面と300ppiの高解像度を持つ端末です。
IPX8等級の防水性能を持っており、価格もそれなりにしますが、kobo端末の歴史上でも上位に位置する端末です。
以上、歴代のkobo端末についてご紹介しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!