「kindle端末に保護フィルムは必要か?それとも不要か?」
この疑問に対して、「必要です!なぜなら〇〇だからです。」といったような画一的な答えはありません。
「何を優先してどんな場面でkindle端末を使うか」によって必要かどうかはかわってきます。
個人的には、保護フィルムは付けたほうがいいと思います。
これから、「なぜ保護フィルムをつけたほうがいいと思うのかという理由」を「保護フィルムの機能と役割」や「kindle端末の特徴」に触れながらご紹介していきたいと思います。
そして、記事を読めば「どんな人が保護フィルムを付けるべきなのか」を知ることができます。
目次
kindle端末に保護フィルムは必要か?
保護フィルムの機能と役割
まず、保護フィルムの機能と役割について簡単にご紹介しておきます。
機能 | 役割 |
---|---|
アンチグレア | 映り込み防止、指滑りがよくなる |
フッ素コート加工 | 水や油を弾く、防湿防汚性、映り込み防止、指滑りがよくなる |
エアレス加工 | 貼り付けた時に気泡が入らない |
ペーパーライク | 紙のような触り心地 |
ハードコート | 傷に強い加工 |
ガラスフィルム | 保護フィルムと違ってガラスで加工されたもの |
保護フィルムには「ブルーライトカット」「反射防止」「覗き見防止」「抗菌性」などの機能がついたものがありますが、これらの機能はkindle端末に付ける場合は逆効果になることがあります。
詳しくは「kindle端末に保護フィルムをつけるデメリット」の項で触れたいと思います。
kindle端末に保護フィルムを付ける時に、最も期待することは「画面に直接、傷や指紋がつくのを防ぐこと」です。
ということは、元々kindle端末のディスプレイが傷や衝撃に対して耐性を持つなら、保護フィルムは必要ないということになります。
電子ペーパーは衝撃に強いが傷には弱い?
kindle端末の画面に使われている電子ペーパーは耐衝撃性があり破損に強いという特徴があります。これは電子ペーパーを開発する最大手企業E ink社の公式サイトに「電子ペーパーの特徴」として記載があるので確かです。
「それなら、kindle端末に保護フィルムは必要ないのか」とに思ったのですが、念のためkindle端末を使用しているユーザーの感想を調べていくと「鞄の中に入れて持ち運んでいたら画面に傷がついた。」という感想がありました。
それも一つではなく、同様の感想が複数です。
確かに、第10世代kindle端末はフラットベゼル(※1)に変わっていて、画面が床などに接着しやすくなっています。
また、「一定の深さ以上の傷がつくと、文字や画像を全く判別することができなくなる」といった情報もありました。
以上のことから、信憑性が低い部分もありますが「電子ペーパーは衝撃に強いが傷には弱い」ことが考えられます。
※1・・・ベゼルとはkindle本体の外側にあるフチの部分のこと。フラットベゼルは画面とベゼルの境界に段差がないことを意味します。
保護フィルムが必要なのはどんな人?
先ほど少しご紹介した通り、kindle端末を使っているユーザーのレビューを参考にすると、kindle端末に傷をつけてしまいやすいのは、鞄などに入れて持ち出したときであることがわかりました。
逆に、普段家の中でだけでkindle端末を使う人は、普通の使い方をしていれば読書に支障をきたすようなキズを心配することはなさそうです。
つまり、保護フィルムが必要なのは、「kindle端末を頻繁に外に持ち出す人」だと言えます。
ちなみに、保護フィルムの代わりにカバーやスリーブケースを使っても大丈夫です。
おすすめのアクセサリーパターンについては「kindleにおすすめのアクセサリーパターン」で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
kindle端末に保護フィルムをつけるデメリット
kindle端末には、次のような特徴があります。
- 目に優しい(ブルーライトが出ない)
- 反射しない
保護フィルムにも、「ブルーライトカット」や「反射低減」といった機能を持つものがありますが、保護フィルムを貼ったからといって、効果が向上するわけではありません。
「ブルーライトカット」については、そもそもkindle端末はブルーライトを出さないので、カットしようがありません。
特に、「反射低減」については、保護フィルムをつけることで逆に反射するようになってしまいます。
保護フィルムをつけると、どうしても多少は反射するようになってしまうことを受け入れる必要があります。
以上、保護フィルムの機能と役割、kindle端末の特徴を合わせてご紹介してきました。
そして、最初にお伝えした通り、レソラシードでは、保護フィルムを付けることを推奨しています。
その理由は、保護フィルムをつけることによるデメリットよりもメリットの方が大きいと判断したからです。
保護フィルムをつけることで、多少は反射するようになってしまいますが、読書の妨げになるようなレベルではないことがわかりました。
それよりも、kindle端末の画面に無視できないキズがついてしまうことを防ぐ方がいいと判断したため、保護フィルムをつけることをおすすめします。
また、保護フィルムをつけていても、読書の妨げになるような深いキズがついてしまったり、落下によって破損してしまった場合は、延長保証プランに加入していれば、一度だけ無償で交換してもらうことができます。
延長保証プランについては、「kindleの延長保証プランには入るべき?」で詳しく知ることができます。
おすすめの保護フィルム
まず最初にkindle端末は、端末ごとにサイズや形状が違います。そのため、それぞれ専用の保護シートを購入しましょう。
それでは、これから端末ごとにおすすめの保護フィルムを一つだけ厳選してご紹介したいと思います。
おすすめの選定基準は、Amazonの商品ページに投稿されたレビュの中に、「反射する」や「気泡が残る」などといった低評価が少ないかどうかです。
無印kindle用のおすすめ保護フィルム
無印kindle向けには、「ミヤビックス」の保護フィルムをおすすめします。
「ミヤビックス」は、kindle端末以外にもスマホやタブレットなど、色々な端末向けに保護フィルムを販売しているメーカーです。
kindle paperwhite 第10世代(2018年11月発売モデル)
kindle paperwhite向けには、「PDA工房」の保護フィルムをおすすめします。
「PDA工房」は、kindle端末以外にもスマホやタブレットなど、色々な端末向けに保護フィルムを販売しているメーカーです。
PDA工房の保護フィルムには以下のようなシリーズがあります。
シリーズ名 | 特徴 |
---|---|
Perfect Shield | 反射低減タイプ サラサラな指滑り |
Crystal Shield | 高光沢タイプ クリスタルな透明感 |
Privacy Shield | 反射低減タイプ 覗き見防止 |
キズ自己修復 | 高光沢タイプ キズ自己修復 |
Mirror Shield | 鏡面タイプ |
ペーパーライク | 紙のような触り心地 |
高硬度(9H)アンチグレア | 反射低減タイプ |
ブルーライトカット | 反射低減タイプ 目に優しい |
これらのシリーズの中から、kindle端末に適しているのは、「Perfect Sield」「ペーパーライク」「高硬度(9H)アンチグレア」です。
PDA工房の保護フィルムは、kindle端末のサイズにジャストフィットするように作られています。
そのため、貼り付けるのが少し難しいですが、隙間から埃など細かいゴミが入ることがありません。
kindle端末は、動きのない静止画をじっと見ることになるので、保護フィルムと画面の隙間にゴミが入り込まないことは、とても嬉しいですよね。
kindle oasis用のおすすめ保護フィルム
kindle oasis向けにも、「PDA工房」の保護フィルムをおすすめします。
まとめ
保護フィルムをつけて、kindle端末を長く大切に使うことを前提にお話してきましたが、kindle端末のユーザーには、次のような考え方をする人も少なくありません。
kindle端末は、スマホやタブレットなどに比べると安く買えます。また、短いスパンで改良が重ねられているので、2〜3年で大きく進化します。
そのため、一つのものをずっと長く使い込むというより、定期的に買い替えながら使っていく方が合っていると考えるユーザーもいるようです。
保護フィルムをつけることによって、kindle端末の利点を損なう可能性もあるので、自分がどういう風にkindle端末を使いたいかを考えて判断してみてください。
以上、kindleの保護フィルムについてご紹介しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!